福祉機器が必要となるのは、高齢者だけでなく、健常者の人も事故や傷病により、いつ障害を持つ体になるかわかりません。
特に交通事故は、毎日のように発生しており、いつ加害者・被害者になるかもわかりません。
交通事故により、命は取り留めたものの車いすの生活を余儀なくされた人は少なくはありません。
車いすの生活になると、不自由となるのが段差がある場所になります。
近年の車いすは、小型モーターが取り付けられており、坂道などでモーターのアシストにより楽になりました。
しかし、段差がある場合、ましてや階段になっているとモーターアシストがあっても車いすで登ることは困難となってしまいます。
現在、福祉機器として車いすのまま昇降できる機器としては、階段昇降機とエレベーターになります。
屋外で使用することを想定すると、屋外にエレベーターを設置することは大幅な改修が必要となってしまいます。
車いすのまま乗車できる階段昇降機の場合、屋外用の階段昇降機と同じ施行で行われますので、大幅な改修は必要ありません。
ただ、車いすのまま乗降できる階段昇降機は、一般の階段昇降機よりも大きくなりますので、ある程度の間口が必要となります。
車いすのまま乗降できる階段昇降機を選ぶとき、車いすに乗る人が1人で操作できるか確認する必要があります。
ご自分で操作できない場合は、昇降機の外から操作できるスイッチをつけることができるので、介助者の方が操作することも可能です。
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