コラム

2016.06.20

階段昇降機を屋外に設置するときは

階段昇降機は、屋内の階段の階段に取り付けるものと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、階段昇降機は屋外にも付けられているのです。

介護が必要になった場合、基本的に住居の1階部分のみで生活することが多く、2階以上の上に行くことは滅多にありません。
敢えて、屋内に階段昇降機を取れ付けるパターンとしては、1階部分が店舗になっており、2階以上が居住スペースになっている場合となります。
日本は、四季があり熱帯のように年中暑く湿気があるものではありませんが、居住する上で湿気から家屋などを守るため1階部分が高くなっています。
さらには、平野部の住宅であれば玄関までの高さは階段が4段程度ですが、山間部など坂が多い住宅になると玄関までの高さが相当高くなるケースがあります。
60歳を超えたあたりから人間の足腰は弱りはじめますので、玄関までの高さが辛くなってしまいます。
特に坂などで玄関まで高さがあり、4段以上の階段になっている住居の場合、高齢になると問題となってきます。
このため、門から玄関までの階段に階段昇降機を取り付けるケースが多くなっているのです。

階段昇降機は、屋内用と屋外用があります。
屋外用の階段昇降機は、風雨にさらされることになりますので、防塵や防水対策が施される必要があります。
また、階段昇降機の機構も屋内用とはかなり異なっており、雨や雪、ホコリなどで昇降機がスリップしないような仕組みが取られています。
屋外に階段昇降機を取り付ける場合は、屋外用として配慮されている十分検討する必要があります。

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