コラム

2016.10.31

いす式階段昇降機の保管方法

いす式昇降機を階段につけてしまうと、階段幅が塞がってしまって階段を通行する人の妨げになってしまうのではないかと不安になる方もいらっしゃると思います。マンションなどの共同住宅に設置の場合、他の住人の方のことも考えると邪魔にならないかと考えてしまうのではないでしょうか。
いす式階段昇降機は、折り畳んで保管することが可能です。機種にもよりますが、いすを広げた時の出幅が約60~70㎝ほど出てしまいますが、折り畳むと約30~40㎝と出幅が小さくなります。階段幅が十分にある階段ですと、いすを折り畳んでいれば人が一人通れるスペースを確保することができます。いす式階段昇降機を使わない時はいすを折り畳んで保管していただくことをおすすめします。折り畳むことで、通行の妨げになってしまうという問題も緩和されます。
上階または下階に保管しておくと通行の妨げになってしまう、扉が開けられなくなってしまうなどの問題もあります。その場合、対応が曲線機と直線機によって異なります。曲線機の場合、バッテリーで動く機械なので、常に上階か下階の給電ポイントに昇降機を保管する必要があります。片方に昇降機を保管しておくと問題がある場合、一方を保管場所として定め、常にその位置に保管するようになります。直線機の場合、電源はコンセントに差しっぱなしになるので、階段の途中で昇降機を保管しても問題ありません。妨げにならない位置であれば、どこでも保管することができます。
どのいす式階段昇降機にも上階、下階に呼び送りスイッチがひとつずつついています。いす式階段昇降機を使用後、保管場所に呼び送りスイッチで移動させ、使用する時も同様に呼び送りスイッチでご利用者様がいる地点にいす式階段昇降機を呼んで、使用することができます。

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