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呼び送りスイッチでいす式階段昇降機が動かないとき

いす式階段昇降機を設置すると、呼び送りスイッチが付属でついてくるのでとても便利です。介助が必要なくご利用者様お一人で操作される場合は、いすの手元のスイッチ又はレバーで昇降が可能なので、呼び送りスイッチは必要ないように思われるかもしれません。しかしながら、介助者様の有無に関わらず、いす式階段昇降機の呼び送りスイッチを使いこなせた方が、利便性がぐんと上がるのです!

いす式階段昇降機の呼び送りスイッチには「有線式」と「無線式」の2種類があります。「有線式」はレールと椅子の設置工事の際に呼び送りスイッチを上階・下階の壁にそれぞれ一つずつ設置します。「無線式」は電池使用で持ち運びできるものとなっています。

呼び送りスイッチをご使用の場面の一つとして、下階から上階へといす式階段昇降機で昇りたいのに、いすが上階で止まったままになっている場合に呼び送りスイッチの操作で降ろすということがあります。これは、上階から下階への移動はいす式階段昇降機なしでも降りられる方の場合や、複数人で1台のいす式階段昇降機をご使用になる場合などに起こり得ることです。呼び送りスイッチがないと、別の誰かがわざわざいす式階段昇降機に乗って降りてこなくてはなりません。

また、介助者の方がいす式階段昇降機に座っているご利用者様に代わって操作をされるときに呼び送りスイッチを使用する場面もございます。例えば、ご利用者様のお身体に麻痺があったり認知症の症状があったりして腕掛け部分のスイッチの操作が困難というケースです。介助者様が呼び送りスイッチをご使用の場合にご注意いただきたいのが、機種によっては安全装置の作動により、いす部分に人が乗った状況ではスイッチでの操作ができないことがあるということです。「電池は新品なのに呼び送りスイッチでいす式階段昇降機が動かない」とお問い合わせを頂いたときにこのケースが当てはまることがあります。いすを折りたたんだ状態で呼び送りスイッチでいす式階段昇降機が操作できれば安全装置の作動が疑われます。ご利用者様の安全を確保するための安全装置ですが、ご使用環境によっては不便となることもございます。

呼び送りスイッチでいす式階段昇降機が動かないときには、無線式であればまずは電池が古くなっていないかをご確認ください。有線式・無線式に関わらず、「いすに人が乗っている状態」と「いすを畳んだ状態」の2パターンでの動作もチェックしてみてください。それから施工販売店や保守点検会社へお問い合わせ頂きますとその後の対応もスムーズかと思われます。マイクロエレベーターの保守点検サービスでは24時間でお客様からのお問い合わせに対応しております!ご不明・ご不安な点はお気軽にお問い合わせくださいませ。

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