コラム

2017.09.08

いす式階段昇降機での介護

近頃、高齢者の方が高齢者の方を介護する、老老介護という言葉を耳にすることが増えてきたかと思います。平均年齢が年々延びている点と核家族の増加の点が老老介護を引き起こす要因となっており、ご高齢のご夫婦がお互いに介護をしなければならない状況が増えてきています。

 住居が2階になっている場合、階段の昇り降りは日常的に必要になり、介護が必要になります。介護が必要なご本人様に併せ、足腰が悪くなっているご高齢の介助者様の付き添いは非常に危険を伴います。いす式階段昇降機は、ご利用者様に昇降機のいす部分に座っていただき、手元のボタンでご本人様でも操作が出来ます。手が麻痺等で不自由な場合は、介助者様が手元のボタンで操作いただくか、オプションでペンダントスイッチを付けていただき、ペンダントスイッチで操作するようになります。そのため、階段を上昇・下降する際には力が必要にはならず、安全に簡単に階段の昇り降りが出来ます。

 高齢者の方の介護だけではなくご家族の方の介護や、介護士の方の介護でも同様のことが言えます。介助者の方の身体的な負担が減少し、それに伴う精神的な負担も減少するのではないかと思います。いす式階段昇降機はご利用になられる方のためではなく、介助される方の手助けとなる製品とも言えます。介護される方も介護する方も、安全性だけではなく身体的・精神的な負担を軽減するためにもいす式階段昇降機を検討されてみてはいかがでしょうか。(古茂田)

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