コラム

2021.07.04

公共施設への車椅子用階段昇降機の設置

階段昇降機には、いくつかの種類があります。
 大きく分けると、車椅子のまま階段を昇降できる「車椅子用階段昇降機」、昇降機の椅子に座って階段を昇降する「いす式階段昇降機」の2種類です。
 設置をする場所やご使用の目的に合わせて選定をしています。

 大学や商業施設・公共施設では、多くの場合、車椅子用階段昇降機を設置します。
 車椅子のまま階段を昇降できるという大きなメリットがある為です。

 また、車椅子用階段昇降機といっても多種多様にあり、大きく分けると、国内製、海外製と分かれてきます。
 現在ではほとんどが海外製品となっており、国内製は唯一、「大同工業」が製造をしています。
 JRと共同開発をした車椅子用階段昇降機となり、多くの鉄道会社で導入をしています。
 駅構内に設置をすることを想定し、設計された製品となりますので、ラッシュ時などは、通行の妨げにならないよう車椅子が乗るかご部分を着脱できる構造とし、レールは普段手摺として利用いただけるなど、様々な部分に配慮した設計となっております。
学校や商業施設などには、海外製品を多く導入しています。

 海外製の機種はコンパクトな設計となっており、色々な階段形状に対応ができます。
 福祉先進国のヨーロッパから輸入されており、国内製品に比べ、価格も安価なもとなります。

 昇降機をご検討の際は、設置場所やご利用条件などをよく考慮して機種選定をすることをお勧めします。
 ご検討の際は、マイクロエレベーターまでお気軽にご相談ください。

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