いす式階段昇降機は、階段にレールを沿わせるように設置します。
よってどのメーカーのどの機種を設置しても、少なからず階段のスペースは狭くなります。
設置を検討されている方は予算や設置方法以外にも、どれだけの階段幅が必要かなど気になるところだと思います。
一般的には曲がった階段で階段幅80cm以上、真っ直ぐな階段で階段幅75cm以上は必要と言われています。
しかし現場状況によって階段幅80cmあっても設置がギリギリのケースや、余裕をもって設置することが出来るケースなど様々です。
つまり狭い階段でも設置できるのかは、現場状況を確認しないと回答ができないのが現状です。
逆に色々な条件もありますが、階段幅70cm以下の階段にも設置できたケースもあります。
それともう一点注意すべきポイントは、ご利用者様の身体状況です。
身長の高い方（足の長い方）だと、いすに座った時に膝が出てきます。
仮に160cmの女性が普通に乗れても、180cmの男性だと膝が壁に接触をしてしまうことがあります。
また、麻痺や病気によって膝が曲がりにくい方もいらっしゃいます。
そうすると階段が広くても、つま先が壁に接触をしてしまい、使用が困難になるケースがあります。
「狭い階段にも設置できますか」とお問い合わせされますと、まずは現場調査をお願いしております。
自分の家の階段は狭いのかなと疑問をもたれときは、まずは業者に問い合わせてみることをお勧めします。（山城）
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