コラム

2018.09.07

階段昇降機設置に必要な現場調査

 階段昇降機を検討された場合、まずは専門業者にご連絡いただき、現場調査をする必要があります。
現場調査では階段の蹴上、踏板や階段幅、階段周りの状況を計測します。蹴上や踏板は、昇降機のレールを作成するのに必要な計測です。1段1段計測し、その階段に合ったレールを作製します。
 階段幅が狭くても昇降機自体が設置できる階段はあると思います。しかし、機械が設置できても階段幅が狭いと膝と壁が干渉する可能性があり、安全に昇り降りができるかは別になってきます。安全に昇降機が設置できる階段かどうか判断するには、階段幅も必要な条件になります。機種によって必要な階段幅は異なります。
 階段周りというのは、階段の近くに扉や棚などがないか、下階は通路が近くにあるか、あればどれくらいの広さか等を確認します。レールは下階に常に400mmほど出てきます。そのため、レールが常に階段に出てしまうと通行の妨げになってしまうことがあります。通路の広さと動線を確認し、レールが出てしまっても問題ないか、妨げになってしまう場合は他に設置方法がないかどうかを検討します。
 また、現場調査をするだけでなくご利用者様やご家族様からのヒアリングも大事にしています。設置をして使い勝手が悪いというようなことのないように、ご利用者様の身体状況を把握したり、ご家族様の要望もお伺いしたりして、安全面も併せて応えられるようにご提案をしていきます。
現場調査とヒアリングから、設置ができる機種を選定し、ご利用者様とご家族様のご希望に沿って負担のかからない設置方法をご提案致します。ご提案に併せて機種の説明や、使用方法も説明させていただきます。
 興味を少しでも持っていただけましたら、ぜひ一度ご連絡ください。
(担当:古茂田)

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