コラム

階段昇降機の現場調査について

階段昇降機をご検討のお客様は、まず専門業者にご連絡いただき、現場調査をする必要があります。

現場調査では、階段幅や階段の蹴上、踏板を1段1段計測していきます。また、同時に階段周りの寸法も計測します。蹴上や踏板は、昇降機のレールを作成するのに極めて重要な寸法になります。一見同じような階段に見えても、実際計ってみると寸法に違いが出てきます。その為、お客様の階段に合わせてレールを作製する必要があります。

まず、階段幅が狭く設置できるか不安なお客様もいるかと思います。階段幅が狭くても設置できる可能性はあります。しかしながら、昇降機が設置できても階段幅が狭いと座った時に膝と壁が干渉する可能性があり、安全かつ快適に昇り降りができるかは別になってきます。安全に昇降機が設置できる階段かどうか判断するには、階段幅も必要な条件になります。機種によって必要な階段幅は異なりますので、お客様に合った最適な昇降機をご提案させていただきます。

次に階段周りについてです。階段周りには、扉や棚などが設置されているケースが多いです。下階は通路が近くにあるか、近くにあればどれくらいの広さか等を確認します。階段昇降機のレールは下階に常に400mmほど出てきます。そのため、レールが通路に出てしまうと通行の妨げになってしまうことがあります。通路の広さと動線を確認し、レールが出てしまっても問題ないか、妨げになってしまう場合は他に設置方法がないかどうかを検討します。

最後に、現場調査をするだけでなくご利用者様やご家族様からのヒアリングも大切にしています。設置をして使い勝手が悪いというようなことのないように、ご利用者様の身体状況の把握、ご家族様の要望をお伺いし、安全面だけでなく利便性も併せて応えられるようにご提案をしていきます。

現場調査とヒアリングから、設置ができる機種を選定し、ご利用者様とご家族様のご希望に沿って負担のかからない設置方法をご提案致します。ご提案時に機種の説明や、使用方法も説明させていただきます。

興味を少しでも持っていただけましたら、ぜひ一度ご連絡ください。

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