
ついに話題となっていた「2025年問題」の年となりました。「2025年問題」とは団塊の世代が後期高齢者となり、75歳以上となることで様々な問題が懸念される社会課題のことです。
総務省の推計によれば、65歳以上の高齢者人口は2024年時点で3625万人、総人口に占める割合(高齢化率)は29.3%となりました。高齢者人口・高齢化率ともに過去最高を更新しています。
高齢化が進むことで問題となる一つに「在宅事故の増加および重症化」があります。
東京消防庁のデータによると2021年には73,610人が救急搬送されており、救急搬送の半数以上は高齢者となります。そのうち4割以上が入院の必要がある中等症以上と診断されています。
要因としては「転ぶ」事故が全体の8割以上を占め、次いで「落ちる」事故が多く発生しています。「落ちる」事故の発生場所では、約8割が「住宅等居住場所」で発生しています。また、事故原因で多かったものをみると、最も多いのが「階段」での事故であり、全体の約5割を占めています。高齢者は若い人と比べ、ころんだ際に重症化しやすく、寝たきりになる場合もあります。
日本は土地が狭いことから2階建て以上の住居が多く、総務省統計局のデータによると一戸建のうち「2階以上」が全体の8割以上を占めており、増加傾向にあります。
今後さらに在宅事故のリスクが高まる中で、「原因」と「対策」をご紹介させていただきます。
【階段で事故が起こる原因】
・身体的要因(加齢による身体機能の低下、病気、薬の副作用等)
・精神的要因(興奮・焦り・不安などによる注意力の低下)
・環境的要因(床・履物が滑りやすい、障害物がある、勾配がきつい、暗い)
【対策例】
・手すりの設置
・障害物の撤去
・蛍光テープの設置および足元灯の設置
・滑り止めの設置(逆につまずいてしまう原因にもなるため注意)
上記の対策では環境的要因には対処が可能ですが、身体的要因および精神的要因には対処が困難です。そこで身体的要因にも精神的要因にも対処が可能なのが「いす式階段昇降機」です!
高齢者や障害のある方が安全に階段を昇り降りできるようになり、転倒・転落のリスクを減らすことができます。また、介助なしで利用者が安全に移動できるようになるため、介護者の身体的な負担が減ります。階段の上り下りが億劫になってしまい、外出を控えてしまっている方には、自宅内を自由に移動できるようになり、日常生活をより快適に過ごせるようになります。
何かあってからではなく、何かある前の準備として階段昇降機のご検討はいかがでしょうか。
住み慣れたご自宅での安全な暮らしをサポートさせていただきます。
参照:東京消費者庁 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/nichijo/kkhansoudeta.html
参照:総務省統計局 https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/2_1.html
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