コラム

2021.05.10

いす式階段昇降機への移乗方法

いす式階段昇降機は、椅子に座ったまま、階段を昇降できる機械です。
そのため、車椅子ご利用の方は、椅子への移乗が可能かどうかが使用の必須条件となります。

「直線機種」は上の階に到着した際に、椅子を90度回転させて乗り降りする必要があります。車椅子からの移乗の際には、90度反転して椅子へ移る必要があり、そちらの動作ができるかどうか事前に確認が必要です。
なお、椅子を回転させて乗り降りする場合、階段と椅子の距離が近いため、階段での介護が難しい場合もあります。

弊社が取り扱っている「国内製品」の場合、いす回転動作は「手動」のため、ご自分の力で椅子を90度回転させる必要があります。介助者がいる場合は、その方が回転動作を補助されることをおすすめします。

足や両手に麻痺がある方は、いすを回転させることが困難なため、別の機種でのご提案をいたします。
それが「曲線機種」でのご提案です。
曲線機種の場合、上の階にレールを乗り上げることが可能です。これにより、平坦な場所での乗り降りが可能です。上の階にレールを乗り上げるスペースがあることが必要ですが、
70㎝あれば、レールを乗り上げることが可能です。
また、十分なスペースがある場合、車椅子を横付けして、肘掛けをあげることで、身体をスライドさせて移乗することも可能です。

階段の形状や、日常生活の動線により、ご提案方法がかわります。
いす式階段昇降機の設置でお悩みの際は、マイクロエレベーターまでお気軽にご連絡ください。

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