半身麻痺は右半身麻痺か左半身麻痺かどちらかの状態かが考えられます。右半身麻痺の状態で階段の右側面に設置してしまうと乗り降りが不便になります。ゆえに自由が利く方向はどちらなのかを検討する必要があります。
他人の力が必要かどうかも意思決定には重要な視点です。もし介助が必要な場合は、ご利用者様と共に介助をされる方が楽にできるように場所の設計まで考える必要があります。必要に応じて階段周りのリフォームを検討していかなくてはなりません。
始動ボタンの位置にも気をつけなればなりません。右半身が麻痺している状態で右にボタンがある場合は、使用が困難になるため左側に設置するか、力のいらないレバー式のボタンに変える必要があります。