賃貸オフィス(レンタルオフィス)、貸事務所、貸店舗などとして土地活用されているビルにいす式階段昇降機を設置した事例がいくつかございます。
お問い合わせいただくのはオーナー様か、ビルの一画を借りている事業者様のいずれかの場合がほとんどです。
オーナー様からのお問い合わせの場合、オーナー様がお住まいのフロアまでいす式階段昇降機設置を検討されている場合と、事業者様からの要望に応じて昇降機設置を検討されている場合の2通りがございます。
前者の場合、オーナー様は上階にお住まいのことが多く、店舗や事務所の営業に支障がないよう階段への出幅を気にされたり、オーナー様以外が昇降機に触れて事故や故障が起きないかを気にされたりします。
後者の場合、他店舗や他事務所の営業に支障がないよう階段への出幅を気にされたり、店舗・事務所利用者以外が昇降機に触れて事故や故障が起きないかを気にされたりします。
ビルの一画を借りている事業者様からのお問い合わせの場合、昇降機設置にはオーナー様の承諾が必須のため、設置の許可を得るために情報を収集したい場合と、設置の許可は得ているけれども詳細情報の提出を求められている場合の2通りがございます。
前者・後者に共通して、レールの出幅や工事の詳細(期間、音、建物の改修、営業への影響など)、いすの管理方法などを気にされたりします。
また、いす式階段昇降機を主に利用するのがオーナー様なのか店舗・事務所のご利用者様なのかによって電気代の請求先も変わってきます。
先日いす式階段昇降機を設置した某貸しビルでは、1階を貸店舗、2階を貸事務所、3・4階をオーナー様の住居スペースとしてフロアが割り振られていたので、1~2階の階段には出幅の狭い屋内直線機エスコートスリムを、2~3階の階段には曲り部分に対応した屋内曲線機楽ちん号KFAを設置しました。
フロアごとに電気代を分割して請求していたため、いす式階段昇降機設置のために使用するコンセントはオーナー様がお住まいの3階の電気使用量として請求されるよう電気屋さんに分電盤とコンセント増設の工事も同時に行ってもらいました。
1~3階を1台の楽ちん号KFAで昇降した方が設置費用は安いですが、レールの出幅が貸事務所のご利用者様に支障があるのではないかと懸念され異なる2機種の設置に至り、工事後はご満足いただけたようです。
(株)マイクロエレベーターでは、上記事例の他にも多数の貸しビルにいす式階段昇降機を設置しておりますので、オーナー様・事業者様のご要望・懸念事項に応じて最適機種のご提案することが可能です。まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。(担当:丸地)