昇降機を使いやすく安全に使うためには、ご利用者様の身体状況にあった昇降機を選ぶことが大切です。身体状況はいくつかありますが、下半身不随・半身不随の方、車いすを使用されている方、高齢による身体の衰えを感じる方などそれぞれです。このような身体状況にあった昇降機をご提案させていただきます。
麻痺をお持ちの方ですと、自由が利く方向の足から乗り降りができるように昇降機の向きを考える必要があります。また、手元のスイッチも自由が利く方の肘掛けに変更することが可能です。ご利用者様がご自身で操作する場合はスイッチの位置も考慮しなければなりません。
車いすをご利用の方ですと、車いすから乗り降りができるようにスペースの確保が必要です。また、肘掛けは上げることができますので、車いすから昇降機に横向きに乗り移ることができます。
高齢による身体の衰えを感じている方も、自由が利きやすい方向の手足が使えるように手元のスイッチの位置や昇降機の位置、乗り降りの場所を考える必要があります。
介助者の方がいらっしゃるかどうかでもご提案の仕方は変わってきます。介助者の方がいらっしゃる場合ですと、昇降機がどの位置にあれば介助しやすいかを現場に合わせて伺うことが必要になります。「付けてはみたものの、体の状態に合わない」という状況を防ぐために、ご利用者様やご家族様とのヒアリングを大切にし、ご利用者様や介助者の方どちらも後悔しない昇降機の選び方、設置を心掛けています。
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