新居を購入する際は、間取りや坪数、日当たり、水回りの使い勝手、収納スペースの有無などに重点を置いて検討される方が多いと思います。
住まい選びで見落とされがちなのが、加齢や病気、障害などにより身体が思うように動かなくなったりしたときの住環境についてです。
エレベーターがない建物の2階以上にお住まいの場合は、特に注意が必要です。
階段の昇降が難しくなると、住み替えが必要となる場合もあるからです。
どんなに元気な方でも、加齢に伴い、個々の細胞やすべての臓器で変化が起こり、機能面や外見にも変化が出てきます。
階段の昇降において特に考慮すべきなのは眼や骨、関節、筋肉の機能についてです。
眼の水晶体や神経細胞、涙液の変化により、まずは視力が悪くなってきます。
近くを見る視力が衰えるだけでなく、薄暗い場所でものを見るのが困難になったり、色の判別がつきづらくなったりします。
すると、階段上では足を載せる踏板の境界がわかりにくくなり、踏み外しの危険が生じます。
加齢に伴い骨密度が低下すると、骨が弱くなり、骨折しやすくなる為、階段ではつまずきや転落に十分に注意を払う必要があります。
眼の機能の低下を補う為に、階段の地の色と判別のしやすい滑り止めをつける対策方法がありますが、滑り止めの凸凹でのつまずきの危険もあるので、お身体の状態によっては慎重に検討する必要があります。
関節軟骨が薄くなると、関節の表面同士が滑り合わなくなってくるので、関節が損傷を受けやすくなり、変形性関節症などに発展することもあります。
靱帯(関節同士を結合)や腱(筋肉と骨を結合)は弾性が低下し、関節が固いもしくはこわばった感じがするようになります。
筋肉量と筋力は30歳前後から減少が始まり、病気の間の床上安静の期間には筋肉が大幅に衰えていきます。
これらの機能の衰えにより、階段の昇り降りが辛く感じたり、身体の可動域の問題で階段の上り下りができなくなったりしてきます。
既存の建物へホームエレベーターを設置する、という方法もありますが、昭和以前に建てられた家屋では建築の確認申請が通らず、設置不可となるケースがほとんどです。
また、建築の基準を満たしていたとしても、金額や工期の面で断念される方もいらっしゃいます。
ホームエレベーターよりも申請が通りやすく、金額も抑えて速く設置できるのがいす式階段昇降機です。
いす式階段昇降機は階段に沿って設置したレールの上をいすが走行する為、いすへの移乗ができ、座位が保てる方でしたらどなたでもご利用いただけます。
老後に備えて、もしくは、必要に駆られていす式階段昇降機の設置をご検討の方は㈱マイクロエレベーターまでお問い合わせください。
お住まいの階段に取り付けができるか、どの機種が一番ご利用者様の環境に適しているか、弊社スタッフがご提案いたします。
資料・現場調査・図面作成・お見積もり作成・試乗は無料にて承っております。
まずはお気軽にご相談くださいませ!(丸地)
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