コラム

  • ホーム
  • コラム
  • 家づくりの段階で決まる!階段昇降機を「後付け感なく」スマートに設置する秘訣

家づくりの段階で決まる!階段昇降機を「後付け感なく」スマートに設置する秘訣

新築でマイホームを建てる際、「将来に備えてバリアフリーにしたい」と階段昇降機の設置を視野に入れる方が増えています。

設計段階から計画に組み込むことで、後付けでは難しい「美しさ」と「機能性」を両立させることが可能です。

今回は、理想の住まいを損なわず、将来の安心をスマートに手に入れるための「新築時にチェックすべき4つの重要ポイント」を、プロの視点で詳しく解説します。

1. 「階段の幅」はゆとりを持って設計する

階段昇降機を設置しても、ご家族が普段通り階段を快適に利用できることが大切です。そこで目安となるのが「階段の有効幅」です。

昇降機を畳んだ時のいすの厚みは、基本的には以下の通りです。(現場状況によって異なります)

・屋内直線型: 壁から約25cm

・屋内曲線型: 壁から約38cm

一般的に、大人がスムーズにすれ違ったり通行したりするには、最低でも60cm程度の幅が必要だと言われています。

【アドバイス】

階段自体の幅を90cm以上で設計しておけば、昇降機を設置した状態でも約50〜65cmの通路幅を確保でき、圧迫感なく安全に階段を共有できます。設計士さんと相談する際は「将来、昇降機を付けても60cmは残したい」と伝えておくのがベストです。

2. 「コンセントの位置」で見た目が決まる

昇降機は家庭用の100V電源を使用しますが、その電源をどこから取るかで仕上がりの美しさが大きく変わります。

理想的な配置: 階段の上り口、または下り口のすぐ近くに専用コンセントを設ける。

メリット: 配線が最短で済み、コードが露出する範囲を最小限に抑えられます。

もし近くにコンセントがない場合、後付けでは延長コードが目立ったり、別途配線工事費用が発生したりします。

新築時なら、壁の中に配線を隠してスマートに配置できるため、ぜひ「階段付近の電源確保」をすることをおすすめします。

3. 「呼び送りスイッチ」を壁に埋め込む贅沢

階段昇降機には、離れた場所にあるいすを手元まで呼び寄せる「呼び送りスイッチ」が上下階に設置されます。

既存の住宅への後付けだと、どうしても配線が壁の表面に出てしまいますが、新築なら配線を壁の中に隠す「埋め込み設置」が可能です。スイッチが壁と一体化している様子は、まるでホテルの設備のようで非常にスッキリとした印象になります。スイッチの取り付け位置についても、設計の段階で使いやすい高さを決めておきましょう。

※無線リモコンに変更も可能です。無線リモコンにする場合、壁への埋め込みスイッチが不要になります。そのため、よりスマートにご設置できます!

4. 【要注意】階段の「床暖房」は厳禁!

意外と見落としがちなのが、床暖房との干渉です。

階段昇降機のレールを固定するためには、階段やその付近の床面に「アンカー」や「ビス」を打ち込む必要があります。

もし床暖房が入っていた場合、施工の際に暖房配管を傷つけてしまうため、原則として設置ができません。

【対策】

階段本体はもちろん、レールが着地する「階段付近の床面」についても、床暖房の範囲から外しておく必要があります。冬の暖かさを優先して、うっかり階段下まで床暖房を広げてしまわないようご注意ください。

まとめ:設計段階からのご相談が「理想の住まい」への近道

いかがでしたでしょうか。これらのポイントを設計図の段階で考慮しておくだけで、将来の安心を美しく手に入れることができます。

私たちマイクロエレベーターでは、ハウスメーカー様や設計事務所様との打ち合わせに同席し、技術的なアドバイスをさせていただくことも可能です。

「図面のこの位置にコンセントがあれば大丈夫?」「この階段幅で足りる?」といった具体的なご相談も大歓迎です。一生に一度の家づくり。将来の安心も含めた、最高のプランを一緒に作り上げましょう!

その他のコラム