コラム

屋外機種の仕様と、雨天時の運用面について

階段昇降機は「屋内」だけではなく、「屋外」にも設置することが可能です。
屋外機種では、レール、椅子部分に防滴加工が施されており、雨水からも昇降機を守ることができます。
また、椅子カバーが標準装備でついてきます。雨天時は椅子カバーを装着することにより、椅子部分の汚れを防ぐことも可能です。

階段昇降機は、椅子部分にモーターが搭載されています。モーター周辺には、様々な電気系が集約されており、そこに水が侵入すると電気系統の故障に繋がります。
弊社がメインで取り扱っている階段昇降機の屋外機種「楽ちん号」シリーズは、防水性に優れた設計がなされています。
電気系統を雨水から守るため、椅子の下部にある駆動部分は、二重カバー仕様となっているのです。日頃、階段昇降機の点検・故障対応を行うエンジニアからも「楽ちん号」シリーズの二重カバーの仕様は、好評を得ています。

屋外に設置することに対して、運用面で不安を感じる方もいらっしゃると思います。
お客様から、「雨が降っているときの昇降機からの乗り降りが不安。昇降機自体に雨除けはつけられるのかしら?」というご相談をいただくことがあります。
階段昇降機は国土交通省の型式認定を取得しているため、改造することができません。
乗り降り箇所に屋根がない場合、傘を指してご使用いただく必要があります。
介助が必要な方や車椅子をご利用している方には、傘をさして介助や移乗をすることは困難ともいえます。

雨天時の運用面に不安を感じる場合、建築の改修工事を行うことがあります。雨風が入らないよう「囲い」や「屋根」を設置することで、乗り降り時も安心してご利用いただくことが可能です。
また、雨が入らないよう改修された場合は、「屋内機種」のご提案に変更することが可能です。

実際の設置方法や、運用方法に関しても、ご家庭ごとにあった最適な内容でご提案させていただきます。
階段の昇降でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。

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