コラム

2017.08.16

福祉機器の種類

バリアフリーを考えた福祉機器ですが、様々な用途の機械があります。

もちろん個人住宅で対応可能ですが、それぞれの機械によって、価格帯や仕様が大きく違います。

今回は4つの福祉機器(移動機器)を挙げさせていただきます。

①ホームエレベーター

設置をすれば、家の中が車いすでも、元気な方でも容易に行き来できるようになります。

ただし、既存の家に設置を考えると、設置に向け建物の大幅な改修工事が必要になります。

また、設置基準も厳しく、申請が通らない可能性が非常に高いです。

予算は600万円~ 建物の構造によっては1000万円を超える場合があります。

②いす式階段昇降機

既存の階段にそのまま設置が出来ます。費用も直線階段用60万円~、曲線階段用150万円~となっています。ただし、車いすご利用の方は、乗り換えが必要となります。

③車いす用階段昇降機

既存の階段にそのまま設置が出来ます。費用は直線階段用400万円~、曲線階段用650万円~となっています。車いすの方でも乗ることが出来ますが、階段が広くないと設置ができません。また、使用にあたっては介助者の存在が重要となります。

④段差解消機

真上に上がる昇降機です。車いすのまま乗り降りが可能です。費用は昇降する高によって変わりますので50万円~250万円と幅広くなっています。

車いすを想定している大きさのため、スペースは1.5㎡くらい必要となります。

また、低揚程対応の段差解消機であれば、介護保険でレンタルもできます。

 

以上のように、予算や仕様によって大きく価格が変わってきます。各機種のメリット・デメリットもあり、ご検討の際には専門の業者に相談することをお勧めいたします。(山城)

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