個人住宅、施設問わず、車に乗ったまま段差を昇降することができる「段差解消機」のお問合せが増加しています。
このコラムでは「段差解消機」の運用面と、「段差解消機」の設置方法についてご案内いたします。
<運用面について>
段差解消機は安全のために、製品自体に落ち込み防止の「遮断棒」が標準装備されています。
この「遮断棒」は「手動」であるため、必ず介助者の方の介添えが必要です。なぜ介添えが必要かというと、ご本人様が段差解消機のカゴ内に入った場合、「遮断棒」が背中側にくるため、ご自分で遮断棒の開閉操作をすることができないためです。
また、複数人で段差解消機をご使用される「施設」や「マンション」の場合は、第三者の方が段差解消機の運用を管理する必要があります。
<設置方法について>
段差解消機を設置するためには、横幅が約1.3m、縦幅が約1.8mスペース必要となります。(※機種により異なります)
段差解消機は、コンクリートの基礎土台があれば、基本的に据え置きで設置できるので、スペースがある場合は比較的容易に取り付けすることができます。スペースがない場合は、現場改修を行い、取り付けできる場所を確保する必要があります。
固定方法ですが、床面にアンカーを打ち込み、段差解消機が動かないよう固定する必要があります。
また、床面に勾配がある場合は、段差解消機を水平に置くことができないため、勾配も考慮する必要があります。
また、段差解消機「タスカルりふと」については、昇降ストローク2.4m対応できる仕様の場合、製品の横揺れを防止するため、側壁にもアンカー固定をする必要があります。その他、段差解消機の周辺には、側壁・上下階扉などの建築工事も必要となります。
個人住宅・施設、どちらも対応できる「タスカルりふと」に関して、設置可能かどうかお悩みの際は、是非マイクロエレベーターまでお声かけください。
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