今回のコラムでは、車いす用段差解消機「タスカルりふと」を大学に設置した事例と、その製品についてご紹介いたします。
設置場所である大学には、入ってすぐの場所に10段の階段があり、車いすの方が昇り降りできないようになっていました。また、不特定多数の方が出入りする場所でもあるため、車いすをご利用になる学生や、大学を訪れた一般の方など、誰でも自由にお使いいただくことができるように設置いたしました。
段差解消機とは車いすに乗ったまま垂直に上昇下降し、段差を解消することができる製品です。今回設置した製品「タスカルりふとDA240」には、安心・安全にご使用いただくためのポイントがいくつかございます。
①乗り降りをフラットにすることが可能
ピットと呼ばれる穴をあけることで、乗り降り場所をフラットにし安心して乗り降りすることができます。タスカルりふとは、下階到着時の本体の厚みが8cmあります。10cm程地面に穴をほることで乗り降りをフラットにすることができます。
②昇降時の揺れも安心
下階と上階に高さがあると、乗っている際にかごがゆらゆら横に揺れてしまうのでは?と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この段差解消機は、高さがある現場の場合、揺れを止めるためのボルトがございます。
ボルトを駆動部と壁に取り付けることで、がたがたと揺れることなく安全に昇降できます。
③安全のための扉を推奨
段差解消機に乗り込む前の場所に、安全のため建築扉を設置することが求められます。
本体が下階にある場合、上階から下階を覗くと空洞になっており、落下の危険性がございます。
また、上階から下階へ本体を動かしている際に下階に人が立ち入ると本体と接触する恐れがあります。
このような危険性を回避するため、段差解消機のリフトが動いているときは扉は開かないような仕組みに設定することができます。電気錠と段差解消機を連携させることで、より安全にご利用いただくことができます。
上記の通り、ご使用される方に不安が生じないよう、安心安全なつくりになっております。
今回設置した現場は大学でしたが、個人の住宅にも設置可能です。
段差解消機をご検討されている方は、お気軽にマイクロエレベーターにお問い合わせください!
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