コラム

2023.01.10

車いす用階段昇降機をご存知でしょうか。

車いす用階段昇降機(斜行型段差解消機)をご存知ですか?

車いす用階段昇降機とは、車椅子ご利用者様が車椅子に乗ったまま階段を行き来できる昇降機です。

一般的には駅の階段や、複合施設の階段、老人保健施設などに設置されているケースが多くございます。

しかし皆様は施設にはエレベーターやエスカレーターがあると思うはずです。

確かにエレベーターがあれば、車椅子ご利用者様や一般の方でも誰でも利用することができます。とても便利です。

それでも既存の建物には段差(階段)が存在して、エレベーターで対応できていない箇所があります。

現在のバリアフリー法では、施設などでは車いすご利用者様がどこでも行き来できるようにする義務があります。

しかし既存の建物では、エレベーターを取り付けるのに「スペースの問題」「建物の構造の問題」「費用の問題」など様々な問題点が出てきます。

段差を解消したくても出来ないのが実情です。

そこで問題を解決する方法の一つとして「車いす用階段昇降機」がございます。

車いす用階段昇降機は既存の階段にそのまま取付することができます。最低限のスペースは必要ですが、基本的には改修工事も必要ありません。

普段は乗り場部分を畳んで、コンパクトに収納することができます。

利用する時には乗場部分を開いて、車椅子のまま乗り込みます。操作ボタンを押して目的場所まで進みます。

普段なかなか目にすることのない「車いす用階段昇降機」ですが、バリアフリー対策の一つとしてご検討いただけますと幸いです。

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