コラム

階段での介護方法【いす式階段昇降機】

階段の介護方法は大きく分けて3通りあります。
一つ目は、「介護タクシー」です。
通称「介護タクシー」は、送迎はもちろん、運転手が階段の上り下りなどの基本的な介助を行うサービスです。
利用金額は「移動距離」「利用時間」で積算されることが多く、階段の介助を行う場合は、別途「介助費用」がかかります。
事前予約が必要となるため、一般的に通院やデイサービスへの外出など、事前に決まった予定に用いられることが多いです。

二つ目は、「可搬型階段昇降機」です。
福祉用品の一つである「可搬型階段昇降機」は、持ち運びが可能なリフトです。
駅のホームに続く階段で、自販機の飲み物を運ぶリフトの乗用バージョンと想像していただければわかりやすいと思います。
介助者の方が実際にリフトを操縦し、そのリフトに介助者が車椅子ないしは、椅子に腰掛け階段を昇降します。介助者は講習を受け、資格を取得する必要があります。
介助者は年齢や健康状態の制限があり、誰でも取得できるものではありません。
介助者が手を離してしまうと、ご利用者様も転落する危険性があり、危険を伴う可能性があります。

三つ目は、「いす式階段昇降機」です。
いす式階段昇降機とは、実際の階段にレールを取り付け、そのレール上をリフトが昇降する福祉機器です。ご本人様はリフトの椅子に腰掛け、階段を昇降することができます。
椅子にはシートベルトも装備されており、安全に階段を昇降することが可能です。
操作方法は至って簡単です。肘掛けにある「ボタン」を押し続けている間だけ、リフトは動きます。手を離すとその場で停止するため、危険を感じたときには素早く停止することができるのです。
ご本人様が手に麻痺がある場合や、椅子への移乗が必要な際は介助者が必要ですが、それ以外の方に関しては、お一人で使用していただくことができます。
いす式階段昇降機は、国土交通省の型式認定を取得していますので、安全性も非常に優れているといえます。
また、様々な階段形状にも対応できます。直線階段や曲線階段にも設置可能です。
屋内・屋外も問わず取り付けできますし、学校のような多層階にも対応することができます。

階段の介護が大変とお悩みの方、一度マイクロエレベーターまでお声かけください。
身体状況や階段の介護頻度を考えて、一緒に介護方法を検討させていただきます。

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