階段の昇り降りの途中では、足場が安定しているとは言えず、利用者を階段昇降機からおろす際に安全な介抱ができません。
中間時点で階段昇降機を乗り降りできるスペースがあると、ご利用者様の気分が悪くなった際に乗り降りが可能です。
踊り場がない階段に曲線型の階段昇降機を設置する場合、万が一の際に介護必要者の方の避難する場所を確保できません。階段昇降機のレールの長さ、乗っている時間にもよりますが、利用者に安心して利用いただくためには、中間時点で階段昇降機を乗り降りできるスペースは、設計段階であれば設置することをのぞましくあります。
曲線型の階段昇降機を設置する場合、その中間時点当たりで踊り場の設置があれば、階段昇降機が上下運動する中で余裕を持った稼動が可能となります。階段昇降機の利用者が稼動中に気分が悪くなった場合でも、踊り場で階段昇降機を止めて、そこで介抱することができます。特にレールが長くなる場合には、階段の踊り場がある方が安全な設計といえます。
階段昇降機は上下運動の途中でボタン一つで止めることが可能です。しかし、階段の途中は、足場が安定しているとは言えず、利用者を階段昇降機からおろす際に安全な介抱ができません。そこで踊り場があれば、介護をする人と介護される人の双方が安心して、乗り降りが可能となるため、レールが長くなる場合は踊り場の設置が必要になります。
階段昇降機を設計段階で設置していくポイントを設計する段階の視点と実際に設置した際の視点でまとめております。特に住宅の設計士様などにオススメな資料です。
階段の上部・下部のスペースは、階段の構造以上に階段昇降機を使用する上で見るべきポイントになります。階段昇降機の乗り降り位...
ドアの開閉方向も建屋の構造の中で考慮する場合があります。 Before 階段の手前に取付けるドアの稼動方向が、階段側に稼...
福祉介護施設や住宅の階段の構造は、階段昇降機を取付ける上で強度が必要です。階段昇降機を安全に長く使用するためのポイントと...