コラム

法令遵守と技術で叶えた階段昇降機の実例

実家から離れて暮らす娘様からマイクロエレベーターへ一本の電話。内容は「実家の父が脳出血で倒れてしまい、近々退院することになったのですが、家の中に階段があって…」

お父様は退院後、要介護3になられるとのこと。娘様は同居されていないため、お父様のこれからの暮らしをとても心配されていました。まずは詳しくお話をお伺いするため、私たちは娘様のお仕事の休憩時間に合わせて、職場へと向かいました。

6階から7階へのアプローチ

娘様からお伺いしたご実家は、1階から5階までが賃貸、5階と6階がご自宅という立派な持ちマンションでした。1階から5階まではエレベーターが通っているのですが、自宅内のメゾネット階段を上がるには、どうしても階段を使わなければなりません。お父様が住み慣れた我が家へ戻り、これまで通り安心して暮らすためには、この階段をどうにかしてバリアフリー化する必要がありました。

建築法と安全への配慮

さっそく現地へ伺い、詳細な調査を行いました。 そこで重要なポイントとなったのが、エレベーター5階を降りて階段の手前にある「防火扉」の存在です。万が一の火災で、防火扉の動きを妨げてしまっては大変です。また、マンションという建物の特性上、建築基準法(階段の有効幅など)を守らなければなりません。私たちは、防火扉をしっかりと避けつつ、安全な設置ルートをミリ単位で計画しました。

内回り曲線に対応する「楽ちん号 KFW」

今回の階段は「内回り曲線階段」です。 そこで私たちは、複雑なカーブにもスムーズに対応でき、乗り心地とコンパクトさに定評のある、大同工業製「楽ちん号 KFW(曲線型)」を提案しました。

一番の課題であった防火扉との干渉をクリアするため、下階のレール(スタート部分)を90度曲げて配置し、扉の可動域をきれいに避ける設計にいたしました。

階段の通行の妨げにもならないこの最適な設計図面と共にお見積もりを提出したところ、娘様にも「これなら安心ですね」と大変喜んでいただき、無事にご契約をいただくことができました。

家族の想いに、確かな安全で応える

「離れて暮らしているからこそ、実家の両親には安全に暮らしてほしい」 そんな娘様の温かい想いに寄り添い、プロとしての確かな技術で応える。これこそが、マイクロエレベーターの目指す「お客様に寄り添ったご提案」です。同じように「退院を控えているけれど、自宅の階段が不安」「特殊な階段だけど設置できる?」とお悩みの方は、ぜひお気軽にマイクロエレベーターへご相談ください。

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