コラム

生活動線に寄り添った階段昇降機の選び方

いす式階段昇降機を検討されるきっかけは、人それぞれ異なります。今回は、あるお客様からいただいたお問い合わせから、設置にいたるまでの実際のエピソードをご紹介いたします。

今回のご利用者様は、在宅での「酸素療法(酸素チューブを接続した状態)」を行われている方でした。現在はご自身での歩行が可能ですが、「将来的な体力の変化や安全を考えて、今のうちに準備しておきたい」という先を見据えたご相談から、お話がスタートしました。

1. あえて「既存の手すりを撤去して設置」を選んだ理由

今回の設置では、下階から見て左側に、直線型のいす式階段昇降機「エスコートスリム」を設置するプランをご提案いたしました。しかし、その左側にはもともと手すりがあり、そのままでは階段昇降機と干渉してしまいます。検討の結果、今回はあえてその手すりを撤去して設置することになりました。これには2つの重要な理由があります。

  • 生活動線を最優先にするため: お客様のご自宅は、1階のリビングも2階の寝室も、下階から見てすべて「右側」にありました。左側に階段昇降機を設置すれば、1階でも2階でも、椅子から降りた瞬間に目の前が行き先(利用するお部屋)になります。余計な方向転換や歩行の手間を減らし、最もスムーズに移動できるルートでした。
  • 酸素チューブの安全を確保するため: ご利用者様は常に酸素チューブを使用されているため、万が一にもチューブが駆動するレールに絡まってしまうような事態は避けなければなりません。お部屋の配置とチューブの取り回しを徹底的にシミュレーションした結果、手すりを外してでも左側に設置することが、最も安全であるという結論に至りました。

2. マイクロエレベーターが大切にする、生活動線に寄り添った安心設計

このように、マイクロエレベーターは単に「階段に機械を取り付ける」だけでなく、お客様の体調や医療機器の使用状況、さらにはご自宅の部屋の間取りや日々の生活動線まで、あらゆる視点から“安心で安全”な設置を心がけております。

「うちの階段の形状でもつけられるかしら?」「病気や怪我の状況に合わせて工夫してほしい」といったお悩みにも、現場をしっかり拝見した上で最適な答えをご提案できるのがマイクロエレベーターの強みです。

3. 将来を見据えた早めの備えも大歓迎です

今回のお客様のように、「今はまだ歩けるけれど、将来のために早めに備えておきたい」という段階でのご相談も大歓迎です。少しでも階段の上り下りに不安を感じたら、ぜひ一度お気軽にマイクロエレベーターへお問い合わせください。

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