コラム

階段昇降機の国内製と海外製の違い

階段昇降機はヨーロッパ生まれの福祉機器です。そのため、海外製のメーカーから輸入して設置している会社も多くあります。ヨーロッパから輸入されているものの多くは、比較的階段の広い海外の住宅にフィットし、体格の大きな人が使うことを前提として設計されています。そのため、国内のものに比べるといす部分が大きいため、場所をとってしまいがちです。しかし、国内の階段昇降機は、日本家屋に合わせて狭い階段に設置しても邪魔にならないようにコンパクトに設計しています。また、いすの形状も日本人に合わせて作っていますので、乗り心地も良くなっています。
外国の階段は螺旋階段が多いため、対応角度の範囲が広く設置できる階段の範囲も広くなっています。しかし、海外製は1本のレールの上に昇降機が乗っているような設計になっていますので、がたつきがあり不安を感じてしまう方が多くいらっしゃいます。一方、国内製は2本のレールで昇降機を支えているような設計になっていますので、安定感があり、がたつきや揺れがないため安心して乗り降りすることができます。
もし、昇降機に故障が発生してしまった場合、部品の交換が必要になることがあります。その場合、海外から部品を取り寄せる必要があり、スムーズに修理ができないこともあります。国内製であれば、すぐに部品を取り寄せることができますので修理もスムーズにすることができ、万が一の場合にも安心です。

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