階段昇降機の耐久性や利便性には、本体駆動部の性能だけではなく、レールの設置方法・施工内容が大きく影響します。
上記写真は、12年ご利用している外国製の階段昇降機です。下階にすぐドアがあるため、自動折り畳みレール仕様の階段昇降機を設置がされています。しかし、階段昇降機の経年劣化により、故障(自動折り畳みレールが作動しない)が多発するようになり、国内製で下階のレールの出幅が少ないものに買い替えの検討をするようになりました。
メンテナンス性とスペースを考慮して国内製の階段昇降機へとリプレイスしました。下階のレールの出幅が少ないものを設置し、階段昇降機のレールの出幅は、1段目の踏み板から35㎝で収まり、残りの通路寸法も46㎝と、居住スペースが改善されました。それにより、人が問題なく通行できるようになり、また階段昇降機の故障もなくなり、利用者のストレスが削減されました。
階段昇降機は製品本体だけでは、その利便性や耐久性は決定しません。階段昇降機の昇降運動を支えるレールの設置方法やその施工内容が大きな要因となります。設計者や利用者は階段昇降機を導入する際には、必ず専門の会社に現地調査や設置の相談をすることをご推奨いたします。そうすることで失敗のない階段昇降機の導入が可能です。
階段昇降機を設計段階で設置していくポイントを設計する段階の視点と実際に設置した際の視点でまとめております。特に住宅の設計士様などにオススメな資料です。
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