この度ご相談を受けたお客様ですが、ご利用者様が右半身麻痺で階段の上り下りが難しく、いす式階段昇降機を検討されていました。
普段は車椅子をご利用されており、ご検討段階で様々な事項を確認させていただきました。
1.お一人で立てるのか
2.いすに座った状態で、足が曲げられるのか
3.介助者の方はいらっしゃるのか
4.階段の幅、階段まわりのスペースはあるのか
5.介助スペースがあるのか
いす式階段昇降機は文字通り椅子に座って昇降します。
設置したが、車椅子から乗り移りができない、乗り降り位置が難しいなどお声をいただくことがあります。
椅子がどこに到着して、どれくらいのスペースで乗り移りできるのか、事前に確認する必要がでてきます。
弊社の場合、実機は無理でも実寸大の模型を用意しております。
今回のお客様にも、実際の位置に模型を置いて、乗り移りに問題ないか確認をとりました。
また、介助者の方が乗り移りを介助するスペースのイメージ共有も出来ました。
事前に確認することによって、設置当日に「こんなイメージではなかった」と慌てることが限りなく少なくなります。
いす式階段昇降機は安い買い物ではありません。設置に緊急を要することもあると思いますが、必ず良い点・悪い点を確認して購入することをお勧めいたします。(担当:山城)