将来のために、新築で家を建てる時に設置を考えるお客様もいるかと思います。その際に注意すべき点がいくつかあります。
まずは、階段の幅です。階段昇降機は、屋内直線機はいすを折りたたんだ時の幅は約25㎝、屋内曲線機はいすを折りたたんだ時の幅は約38㎝です。一般的に有効幅が60㎝ほどあれば大人ひとりが通りやすいと言われています。その点を考えると、階段の幅を90㎝設けていただければ昇降機を設置しても、不自由なく階段を利用できます。
昇降機は、100Vのコンセントが必要になります。家庭でご利用されているコンセントで十分なのですが、コンセントの位置に注意しなければなりません。上階か下階の階段の近くに電源を確保していただくと、電源配線が短くて済み、配線の見た目も綺麗になります。階段の近くにコンセントがない場合、設置していただくようになり配線工事の費用が別途かかってしまいます。このような点から、コンセントの位置にも注意を払うことが必要です。
また、上階と下階に呼び送りスイッチを1か所ずつ設けることができます。その際、既存の階段ですと配線が露出になってしまうのですが、新築の場合埋め込みで設置することができ、見た目が綺麗になります。埋め込みの位置の確認も必要です。
昇降機は床暖房が入っている階段にはアンカーが打てなくなってしまうので、設置することができません。階段と階段付近の部分は床暖房を入れないようにご注意ください。
新築で昇降機を設置する場合のポイント
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階段昇降機を選ぶポイントを5つにまとめたガイドブックです。これらを見ればどういう視点で階段昇降機を選べばいいかわかります。また補助金の活用やメンテナンスについても書いていますので、参考にしてみてください。住宅に階段昇降機の設置を検討している方にオススメな資料です。
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