車いすをご利用している方がご自宅の2階に行くためにと考えた時、ホームエレベーターがまず頭に浮かぶのではないでしょうか。しかし、ホームエレベーターを設置する際に、家に大きな穴を開けなければならず、工事に多くの時間と莫大な費用がかかってしまいます。その代わりとして、段差解消機といす式階段昇降機があります。いす式階段昇降機は、段差解消機に比べると、場所を取らず個人住宅にはとても設置しやすい機器かと思います。しかし、車いすから昇降機に移乗しなければならないので、ご利用者様に負担がかかってしまいます。
その一方、段差解消機は車いすに乗ったまま乗降することができます。最大で2m40㎝の高さまで対応できます。上階と下階にスロープがついているためおひとりでも楽に乗降でき、段差解消機の中にスイッチもあるので操作も簡単です。もちろん安全面も整っています。1m以上の段差解消機には出入口部分に遮断棒がついており、落下を防ぎます。遮断棒を閉めていないと動かない構造になっているので、より安心です。また停電時降下装置も装備しており、使用中に停電があって段差解消機が動かなくなってしまった場合でも、強制的に下降することができるので、停電時でも安心です。段差解消機は鍵を差して「入」にしないと動かない構造になっているので、保管する場合は「切」にしていただいて鍵を別の場所に保管していただくと、いたずら防止にもなります。
車いすの方には段差解消機もご提案
2016.08.22 車いす用階段昇降機についての資料を無料プレゼント!
階段昇降機を選ぶポイントを5つにまとめたガイドブックです。これらを見ればどういう視点で階段昇降機を選べばいいかわかります。また補助金の活用やメンテナンスについても書いていますので、参考にしてみてください。住宅に階段昇降機の設置を検討している方にオススメな資料です。
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